其の⼀   可能な限り経営運営管理の数値化を目指しましょう!

事業として当然ながら確定申告をするために決算報告=会計資料作りは行われていると思います。
その会計資料以外には、どの様な経営運営のデータ資料を作成されていますか?

売上管理、経費管理と大きく分けて二つのカテゴリーで資料作りをされていると思いますが、売上向上を目指すためには、当然ながら売上資料=データをどの様に作成し、どう活かすか!が大切です。

『会計資料づくりのために「売上管理」をしている!』
『そこから得られる情報を確認できれば現状把握は完璧にできている!』

と考えていらっしゃる方も多いと思います。しかし、売上向上を目指すための資料とするためには、会計資料づくりの「売上管理」から把握する情報量だけではたして“戦略づくり”ができるのでしょうか?
私たちはそれだけでは足らない、もっと細分化しなければ“理由”がしっかりと把握できないと考えています。“理由”とは、『売れる理由』『売れない理由』です。

売上資料を細分化し、『売れる・売れない理由』を導き出す。

もう一つ、「売れる理由」「売れない理由」を把握し「確信」するために必要な資料=データがあります。それは『顧客データ』です。これはお客様の個人情報では無く、お客様から得られた施設評価情報だとご理解ください。アンケートや口コミには、お客様の本音が隠れています。そこから得られる施設特性を読み解く資料=データです。データという限りできるだけ数値化することが必要です。感覚値ではなく項目ごとに得られる評価を数値化したものです。

お客様から得られた評価情報を数値化する。

最終的に「売上データ」と「顧客データ」を照合しながら状況確認をすると施設の『強み』『弱み』が明確になり、いつどのタイミングでどの様な「こと」「もの」をアピールすることで『集客』につながるかを戦略的に作り出すことができるようになります。

『売上・顧客データ』を照合し、『強み・弱み』を明確化。

では具体的にどの様な「売上データ」を作成する必要があるか、どの様に其のデータを読み解くか、また「顧客データ」をどの様に作成し、戦略づくりに繋げるかを順にご紹介したいと思います。

補足として、会計資料づくりの「経費管理」については、次回【儲かる宿のつくり方】と題して利益率の高い宿泊施設に向けてたデータ管理としてご案内できればと考えています。